年金 繰り下げ?繰り上げ?(Pension)
2026年07月25日
年金の繰り下げ受給は、ねんきん定期便などで最大84%増額といったメリットが大きく紹介されています。一方で、デメリットについてはあまり触れられていません。
実は、世帯年収や家族構成などによっては、繰り下げが必ずしも有利とは限りません。
比較するときは、年金額ではなく、税金や社会保険料を差し引いた「手取り額」で考えることが大切です。
さらに、次のような制度への影響も確認してみてください。
※健康保険料
※医療費の自己負担割合
※高額療養費制度の自己負担限度額
※住民税非課税世帯の判定
※マクロ経済スライド
これらを含めて考えると、受給開始時期によって家計への影響が変わることがあります。
また、受け取った年金をNISAなどで運用する方法は、生活費に余裕がない方にはおすすめできません。しかし、余裕資金がある方にとっては、繰り上げ受給も有力な選択肢になる場合があります。
例えば、年6%で運用を続けられた場合、60歳から受給して運用したほうが、「年金の受給総額+運用益」の合計では、65~75歳から受給を始めるケースと比べても、100歳まで上回るというシミュレーション結果もあります。
