「暴落が怖い」からこそ、子どものための「NISA」を味方につけよう
「株は値下がりして損をしそう」「大切な子どものためのお金を減らしたくない」そう思うのは、親として当然の優しさであり、とても健全な感覚です。銀行の定期預金なら、確かにお金は「数字の上では」減りません。
ですが、今私たちが向き合っているのは「何もしていなくても、物価の上昇でお金の価値が下がっていく」という新しい現実です。
将来、お子さんが成長して大学に入るとき、学費や生活費が今のままである保障はありません。100万円の預金は100万円のままですが、物価が上がれば「100万円で買える(支払える)モノ」は目減りしてしまいます。
実は、株の「暴落が怖い」と感じる人にこそ、新しく始まる子ども向けNISA制度は大きな味方になります。理由は3つあります。
1. 「株を買う」のではなく「世界の成長にタダ乗りする」
NISAで投資するのは、個別の企業の株(ギャンブル的な売買)ではなく、世界中の数百〜数千の企業に丸ごと分散投資する「投資信託」というパッケージが主流です。1社が倒産しても全体には影響しません。歴史的に見ても、地球全体の人口が増え、経済が成長する限り、世界全体への投資は一時的な下落を乗り越えて拡大してきました。
2. 「暴落」は、子どもにとって「安売りセール」になる
もし積立期間中に大暴落が起きたらどうでしょう?一見怖く見えますが、定期的に定額を積み立てるNISAでは「株(投資信託)を安く大量に買い込める絶好のチャンス(セール期間)」になります。
子ども向けの投資は「10年〜20年」という圧倒的な時間があります。暴落が起きても売らずに買い続ければ、将来景気が回復したときに大きな利益となって戻ってきます。「時間を味方にできる」ことこそ、子ども時代から始める最大の強みです。
3. 浮いた税金は、そのまま子どもの将来の教育費に
通常、投資で増えた利益には約20%の税金がかかります。例えば100万円増えても、20万円は税金として取られてしまいます。NISAはこの税金が「ゼロ」になる国が用意した特別な制度です。国も「預貯金だけでは足りなくなるから、非課税にするので子どものために準備してください」と背中を押しているのです。
おわりに
もちろん、生活に必要な手元資金まで投資に回す必要はありません。「万が一の預貯金」をしっかり残した上で、教育資金の一部を「時間をかけて増やす枠」としてNISAに回してみませんか?
減るのが怖いからこそ、「長期・分散・非課税」という一番リスクを抑えた方法で、お子さんの未来にお金の選択肢をプレゼントしてあげる価値があります。
